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アイデンティティの新時代におけるすべての人のための Web の構築
Copilot に「デジタル広告におけるアイデンティティの定義とは何ですか」とたずねたところ、次のような答えが返ってきました。
アイデンティティ (ID) とは、一意に識別可能な個人に関連付けられた特徴と特性の集合を指し、オンラインでの取引、インタラクション、表示に使用されます。
アイデンティティの定義は明確かもしれませんが、Web 上で個人を識別するために使用される方法は、それほど明確に定義されていません。業界は変化の時期を迎えています。サードパーティ Cookie やデバイス ID を使って「未知のユーザー」にリーチしていた時代は終わりを告げようとしています。今日では、ユーザーがプライバシーを保護し、ブランドが消費者とつながる効果的な ID ソリューションを活用できることが、これまで以上に重要となっています。
Microsoft のミッションは、地球上のすべての人とすべての組織がより多くのことを達成できるようにすることです。これは、Microsoft の Web に対するビジョンにもつながっています。それは、すべての人のための Web を構築することであり、消費者、広告主、パブリッシャーのための Web を構築することです。Microsoft の目標は、業界を形作り、効果的な ID ソリューションを提供しながら、お客様の権利と嗜好を尊重することです。
コネクテッド エコシステムにおけるお客様との信頼関係の構築
Microsoft では、プライバシーは基本的人権であると考えています。Microsoft のプライバシーへのアプローチの基盤となる 4 つの原則は、Microsoft の Web サイトで詳しく説明されています。
- お客様の情報はお客様ご自身が管理します: 私たちは、お客様がご自身のデータを管理できるようにするとともに、お客様のデータの使用方法について明確で意味のある選択肢を提供します。
- お客様のデータは保護されています: Microsoft は、暗号化やその他のセキュリティのベスト プラクティスを用いて、お客様のデータを厳格に保護します。
- デザインによるプライバシーの確保: Microsoft は、ユーザーのプライバシーを保護することを中核的な取り組みとして製品を設計しています。
- お客様の権利を保護します: Microsoft は、プライバシーに関する法律と保護の強化を目指して戦っており、政府からデータの提供を求められた場合でも、お客様の権利を守ります。
業界でサードパーティ Cookie の利用停止の議論が始めるはるか前から、お客様のプライバシーは常に Microsoft のコミットメントの中心にありました。これにより、当社の製品やサービスをご利用いただいているお客様との信頼できる長期的な関係の構築に取り組んできました。何十億もの許可されたお客様のデータが Microsoft のオーディエンス インテリジェンスを支えており、これによって、広告主が必要なオーディエンスに適切なタイミングでリーチできるようになります。
また Microsoft は広告主やパブリッシャーとも直接協業しているため、広告主やパブリッシャーの課題を直接理解しています。オープンで信頼できる Web を通じて広告の効果とスケールを促進することの重要性を理解しています。Microsoft のアプローチは、業界との協業を通じて影響を与えながら、コネクテッド エコシステムを構築し、イノベーション、成長、選択肢を推進して、お客様とパートナーへのメリットを実現するものです。
業界でも類を見ない広告掲載エリアとオーディエンスによりスケールを拡大
イノベーションの重要な原動力の 1 つは、Microsoft のオーディエンス インテリジェンスです。これは、プライバシーに配慮した堅牢なユーザー データから構成されており、検索や Web アクティビティ、LinkedIn の職業プロフィール、ユーザー属性などが含まれます。これにより、Microsoft が提供する強力なオーディエンス ターゲティング ソリューションを通じて、広告主は、より適切なメッセージを 10 億人以上のエンゲージメントの高いユーザー (他ではリーチできない数百万人を含む) に配信することができます。
先ほどは、Copilot を使ってアイデンティティという言葉を定義する、簡単なタスクを行いました。Microsoft では、Copilot をコンシューマー サービスに統合して、検索、Web 閲覧、チャットの刷新を図っています。これにより、Bing の 1 日のアクティブ ユーザー数は 1 億人を突破し、そのうちの 1/3 は新規ユーザーとなっています。利用方法が根本的に変化して、より適切なオーディエンスが増加し、高度にパーソナライズされたエンゲージメントを通じて、エンゲージメントと投資収益率 (ROI) が向上しています。
また、Microsoft Edge は PC とタブレットで第 2 位の地位を占めるブラウザーとなり、スケーラブルな ID ソリューションの提供に重要な役割を果たしています。Microsoft は、業界との協業を通じて、優れたブラウザー ベースのターゲティング ソリューションを開発しながら、ユーザーのプライバシー保護とデジタル広告の継続的な効果の確保との間で、適切なバランスを取ろうとしています。
Microsoft では、オーディエンス スケール、Edge などのコンシューマー サービス、AI イノベーションと、プライバシー バイ デザインの広告プラットフォームを組み合わせて、必要なオーディエンスとより効果的につながるためのインサイトとツールを、広告主に提供します。
プライバシーを重視しながら必要なオーディエンスにリーチできる ID ソリューション
既にご存知のように、サードパーティ Cookie に直接代わるものはありません。Microsoft 広告の ID ソリューションは、他に類を見ない Microsoft の資産とさまざまな業界ソリューションを組み合わせ、スケールや選択肢を拡大し、すべての人のための Web を実現しようとするものです。次のようなソリューションを提供します。
- ID ベースのターゲティング ソリューションの実現、たとえば、Microsoft のオーディエンス、ユニークなデータ レイヤーのディールを備えた堅牢なキュレーション ディール マーケットプレイス、広く採用されているユニバーサル ID など
- ブラウザー API、類似オーディエンス機能、コンテクスト ターゲティングを活用した、集計ターゲティング ソリューションによる、匿名オーディエンスへのリーチの拡大
- 統合測定ソリューションによる広告効果の実証、エコシステム全体 (Cookie 非使用環境を含む) でのリーチとフリークエンシーの制御
- 相互接続データ ソリューションによる、オーディエンスとのスケーラブルなエンゲージメントの実現、たとえば、Microsoft のオーディエンス インテリジェンスと自社のファーストパーティ データを活用し、Microsoft のカスタマー マッチ機能を使い、Microsoft プラットフォームに容易にオンボードできる
さらに広告主が簡単に利用できるようにするため、Microsoft の既存のソリューションを更新して、非アドレサブル環境でもシームレスに機能するようにしています。
Microsoft は、広告主がプライバシーかパーソナライゼーションかの二者択一を迫られることなく、その両立を実現できると確信しています。プライバシーは阻害要因ではなく、お客様の権利を尊重した優れた広告を提供するための強制機能と考えれば、だれにとっても優れたエクスペリエンスを提供できます。
Microsoft は、お客様との信頼関係、他に類を見ないオーディエンスと広告掲載エリア、選択肢を提供する ID アプローチを組み合わせ、変化する ID 環境においても広告主が最も適切なオーディエンスにリーチできる、Microsoft ならではのソリューションを提供します。
始める準備はできましたか?
将来を見据えた広告の展開が、かつてないほど容易になりました。Web サイトに Microsoft のユニバーサル イベント トラッキング (UET) (または Microsoft Invest を使用している場合はユニバーサル ピクセル) を実装するだけで、サードパーティ Cookie に依存することなく、リターゲティングとコンバージョン トラッキングが継続的に機能します。
今すぐ広告プラットフォームの威力を活用し、Microsoft のオーディエンス ターゲティングと測定ソリューションをご活用ください。Microsoft 広告アカウント チームまでお問い合わせください。今後のパイロットやテストの機会について詳しくご説明いたします。